☆ 1996年12月7日(土) イスタンブール市内巡り その2
しばらくハイダルパシャ駅で休んだ後、再びフェリーに乗って新市街のカラキョイへ戻りました。ここから地下鉄に乗ります。地下鉄と言っても一駅だけです。1875年に作られたというヨーロッパでは最も古い地下鉄の一つです。終点のチュネルまで所要時間はたったの3分。運賃は1.5万トルコリラ(20円)でした。この地下鉄は地下ケーブルカーと言った感じで上っていきます。世界最短の地下鉄です。
チュネルから今度は新市街の市電。こちらもレトロ調で昔ながらのものです。チンチン電車の言葉がピッタリと当てはまる感じです。こちらは車両が小さく満員だったけど運よく座ることができました。新市街のお洒落な街をゆっくり走っていきます。ふと窓を見るとぶら下がっている子どももいたのでびっくりしました。おそらく無賃乗車でしょう。こちらも1.5万トルコリラでした。終点のタキシムは広場で線路は円形になっています。これで向きを変えられる仕組みになっています。
このタキシム広場からドルマバフチェ宮殿まで歩いて行くことにします。坂道を下っていくとイスタンブールを代表するサッカー場であるイノニュ・スタジアムがあります。外観こそ古びているけど、坂の上から見える芝生はとてもきれいでさすがはヨーロッパのスタジアムです。しかし、この日は催し物は行われていなくて静かでした。
なお、坂を下っていくと宮殿があります。しかし、15:00を過ぎていて入場はできませんでした。この宮殿は海のすぐ近くにあって、海上から眺めると美しそうです。トルコの初代大統領のアタルチュクが官邸に使用したとのことだけど、1938年11月10日の9:05に執務中に亡くなったそうです。
今度はまた同じように引き返すけど、今度は市電の通りを歩きます。この通りはイスティクラール通りと言います。歩いているうちに警察官が大量に向かってきたので何だ、何だと思っているうちにデモ隊がやってきました。何のデモかは分からないけど規模は大きそうでした。
チュネルを過ぎても歩き続けてガラタ塔へ向かいます。雰囲気は一転して変わり、ダウンタウンになりました。この塔に入るとエレベーターがあり、入場料20万トルコリラ(230円)を支払うとエレベーターボーイ(と言っても子供)二人がドアを開けて案内してくれました。最上階にはレストランなどがあるけど、外に出て夜景を楽しみます。雨が降ってきて多少見通しは悪いものの旧市街のライトアップされたジャミィが神秘的です。
ガラタ橋を渡って旧市街に戻ります。ここで岸壁に船を横付けして船上で火を焚いてサバサンドを売る人たちがいました。話のタネに一つ食べてみました。10万トルコリラ(110円)でかなり大きなパンに焼いたサバやネギなどが挟んであってかなりお腹にたまります。これで夕食は十分なくらいです。しかし船が火事になることはないのでしょうか。
夜のシルケジ駅に行ってみました。案の定夜行列車が出発を待っていました。行き先はブカレスト。編成は長く、双方の国の車両が連結されていました。その後旧市街の市内電車に乗りホテルへ戻り最後の1日が終わったのでした。
☆ 1996年12月8日(日) 帰国の途へ
帰る日です。現地係員が迎えに来て空港に向かいます。免税店で買い物をしてアエロフロート504便は若干遅れて14:10に離陸しました。運悪く喫煙席でした。ロシア人のあまりにも手荷物の大きさに驚きます。きっとトルコで買い出しをして自国で商売をするのでしょう。座席は乗務員の前で着陸時に話しかけられます。美人だったので嬉しかったです。
行きとは違い帰りのモスクワでは1時間程度の待ち時間で成田行きのアエロフロート584便に乗り継げます。急いで免税店でロシア土産を買います。こちらの免税店では米ドルしか使えませんでした。
成田行きの座席は空席が目立ちゆったりと座ることができて良かったです。
☆ 1996年12月9日(月) 成田空港到着
無事に成田空港に到着しました。今回の旅行ではあまり鉄道には縁は無かったけど、エキゾチックなトルコを楽しむことができました。是非次に訪れる機会があればイスタンブールからアンカラまで鉄道で行ってみたいと思います。
◎ さいごに
長々と「イスタンブール一人旅」を綴らせていただきました。随分前の旅行だけど、書いているうちに記憶が蘇ってきました。いずれこんな旅行をまたしてみたいなあと思っています。ここまで読んでくださった方には心より感謝申し上げます。コメント欄に感想などお寄せいただければ幸いです。(完)
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