私の今は亡き父親はお酒が好きでした。本当に好きでした。飲むときは浴びるくらい飲みました。仕事が休みのときは(そもそも飲食業だったけど)、朝から飲んでいました。でも私が小学校低学年ぐらいまでは仕事中に飲むことはありませんでした。
でも、飲むと暴れだすんです。もう手のつけられないくらいに。母や姉2人を含めた兄弟に難癖つけて殴る蹴る騒ぐ、もうどうしようもありません。思い出すのも辛いけど過去のこととして吐き出しちゃいます。
いつも母は私たち子供をかばって殴られていました。本当に酷いものです。仕事が終わって酒を晩酌に飲んですぐ寝てくれればいいんだけど、少し度が過ぎるともうたまりません。
また、どこかで飲んで自宅に帰ってくると決まって暴れだすので、帰って来た様子がわかると私たち兄弟3人は急いで寝たフリをするか、勉強しているフリをしたりしてじっと嵐が通り過ぎるのを待っていました。それでも難癖をつけられて殴られたりしたことは良くあります。寝ているのを起こされて殴られたこともあります。私は末っ子なのでまだ少ないほうだったけど2人の姉たちは私以上に殴られているでしょう。
母が飲み屋の人に頼んで父が帰ったときは自宅に電話をしてもらうように頼んだこともあるくらいです。電話のベルだけ鳴らしてもらうのです。そのベルが鳴ると「警戒警報」と言ってかしこまった格好をして待ちました。それでも父は外面は良かったようだから始末が悪いんです。
だから父が酒を飲むといつも「ドキドキ」心拍数が増してもう大変だったんです。何も父の前ではできませんでした。すぐに怒鳴られるから。これが365日続いていたようなものです。母は本当に苦労したでしょう。親戚の家に逃げたことも何回もありました。
仕事中は飲まなくて、それでいて案外気配りのできる父だったのに・・・・。それが私が小学校高学年になる頃から父はお客さんに一杯酒を勧められて注がれて飲んでしまって、アルコール中毒状態になりました。その頃からすい臓を痛めたり、糖尿病になったり、肝臓を壊したり入退院の繰り返しになります。もう仕事中でも何でも酒を飲まないといられませんでした。出前の途中で缶ビールを買って飲んだり、お客さんに出す酒を隠れて飲んだり・・・・。
そんな父もその積み重ねでだんだんと弱っていき、私が24歳の時、54歳で亡くなりました。やっぱり肝硬変で。その1年前には胃がんの手術もやったしね。もう病気のデパートみたいなもので手は付けられませんでした。
こんな環境で育ったから、逆に私は周りには敏感になったのだと思います。また職場で怒鳴られるのも大嫌い。もう怒鳴られるのはコリゴリなんです。
私は就職するまでは一滴も酒は飲みませんでした。だけど就職してからはお酒を飲んでいます。お酒は好きです。だけどお酒で迷惑を掛けたくないというのは人一倍強いつもりです。
みんなで楽しく飲んで家庭では迷惑を掛けないお酒、それが私のモットーです。
こんな話を読んでくださってありがとう。こんなことをあまり書きたくないんだけど、今の私の病気とは切っても切れない関係があると思うので思い切って書かせていただきました。

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